不登校の悩み⑦「友達とのトラブル、いやな記憶をどうする?」

講演会「悩まないで、不登校」で寄せられたご質問を「10のこと」とまとめてお答えしていくシリーズ、本日は第⑦回です。

「学校に行かない」子どもの葛藤 家庭を安心できる場に
「ゲームばかり」をどうする?
勉強の遅れ、どうする?
続・勉強の遅れ、どうする?
同世代とのコミュニケーションの不足をどうする?
運動不足をどうする?
HSC 敏感過ぎる子、「0か100か思考」の子
友達トラブル いやな記憶をどうする?←今回はココ
⑧生活リズム、登校ペース、これでいいの?
⑨好きなこと、志望校、将来、どう見つける?
⑩親のキモチ、きょうだいの対応

今回は、⑦友達トラブル いやな記憶をどうする?です。

不登校のご相談で、「苦手な子がいて」「からかわれるのがいやで」
など、ほかのお子さんとの関わりについてのお悩みをお聞きします。

度を越えたものは、先生に相談して対応してもらわなければなりませんが、
ささいに思えることでも、子どもにとっては耐えられないほど嫌なことである場合があります。

「あの子のせいで」と恨む気持ちを抱えていたり、
「なんで私だけが」と不条理に思う気持ちから抜け出せなかったり、
前を向けずにいることも多いのではないでしょうか。

では、そんな時、どのように気持ちを切り替えていったらよいのでしょうか。

子どもに聞くと「謝ってほしい」ということがあります。
でも、言葉だけの「ごめんなさい」では何も変わりません。
お互いに理解し合うには対話を重ねることが必要ですが、簡単ではありません。
相手ではなく、「自分の」気持ちを変えていく方が近道です。

のびーくでも、「○○、大キライ」「呪ってやりたい」などと、恨みを抱える子に出会います。
でも、いつの間にかその思いは小さくなり、どうでもよいことになっていきます。

例えば、あるお子さんは学校で大嫌いだったA君のことを、よくみんなに話していました。
すると、そのたびにみんなが「えー、それはやだー」と共感しながら聞いてくれるので、気が済んでいったようです。
笑い転げるような楽しい時間を重ねていく中で、心の中で渦巻いていたA君への思いは、どんどんしぼんでいきました。

不登校を選択するまでに、友達や仲間との間でつらい思いをしたことがあったかもしれません。
自信をなくしてしまうようなことがあったかもしれません。
でも、それを上回るような楽しい時間を一緒に過ごせたらと思っています。
そうすれば、きっと、思い出したときの痛みが小さくなっていくんじゃないかな。

大切なのは、今を笑顔で過ごすことだと思います!

 

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