のびーくでの毎日は、生きた学びの連続!

「フリースクールって実際どんなとこ?」

今回はのびーくの「日常の1コマ」を、
解説もいれつつ、ざっくばらんに紹介してみようと思います。
のびやかな空気が伝わるといいなー。

「子ども主体」を何より大切にしているのびーくでは、「活動」はみんなでアイデアを出し合って創っていきます。

なぜ「子ども主体」か。(「あたりまえのこと」だとも思っていますが)

「不登校」を選択することは、「こうすべき」という呪縛から離れることでもあります。
「こうすべき」から離れたら、「自己決定」の連続です。
そこには、悩みも迷いも葛藤もある。(だからこそ、学びは無限大!)
「こうしよう」「こうしたい」という「主体性」なしに、前に進んでいくことはできません。
だから、のびーくでは、「あなたはどう思う?」「どうしたい?」と徹底的に「主体性」を育みます。

中学で学校に進学していく子、高校からの子、「卒業」のタイミングはそれぞれですが、
自分で決めて飛びたっていく卒業生の歩みのまぶしさよ!

ということで、活動を決めるのは子どもたち。
先日も「何する~?」と盛り上がっていました。
「クッキングしたーい」「スイーツつくりたーい」など声が上がり、最終的には「カレーライスをつくってみんなで食べよう!」ということになりました。夏も近づいてきたしね。

「そうだ、Yを招待しない?」
せっかくの機会だからと、4月から中学校に通い始めたY君を、招待することになりました。

(注:中学から学校に通うことに決めても、慣れるまで のびーくにも在籍することを選択するメンバーも少なくありません。Y君もそんなひとりでしたが、無事、学校に馴染み、安心できたようで、めでたく卒業していくことになりました。オメデトウ!)

さっそく、招待状を作成するメンバーたち。
特徴をつかんで描いたみんなの似顔絵、とっても素敵~!

招待状には、特徴をとらえたメンバーの似顔絵が!

 

 

 

 

 

数人のメンバーが食材を買いに行き、帰りに招待状を速達で出してきました。(ここで「郵便局事件」発生。語り継がれるエピソードで盛り上がる楽しさも、仲間だからこそ!)

そして当日。

カレー作りは、まず玉ねぎの皮むきから!

にぎやかにカレーづくりが進む中、「Yくんおかえり~」のポスター作成も進み、ついにY君登場!
みんなでアーチをつかって出迎えました。(スタッフIの撮影が間に合わず、再登場してもらったのも楽しかったね)

 

 

 

 

 

 

 

電車好きなY君のため、線路が見える窓側に特等席を設置。

窓から電車が見える「特等席」

おいしくできたカレーをみんなで賑やかに食べました。

 

 

 

 

 

 

そのあとは、洗い物をサクサク終わらせ、みんなが大好きな公園へ!
思いっきり、鬼ごっこを楽しみました。

「本気の遊び」の中では、さまざまなイザコザが起こります。
そんなとき私たちスタッフは、できるだけ仲裁をせず、子どもたちに任せて見守っています。
子どもたちのとっての「貴重な体験の機会」を奪ってしまいたくはないから。
(これを奪ってしまう大人がなんと多い世の中か…嘆)

「嫌なことがあったら言う」
「誰かが嫌だといったら聞く」

そのことだけは、ルールとして日々確認しているので、あとは大丈夫。

はじめは、大人がなんとかしてくれるだろうと目線を送ってくる子どもたちも、私たちが間に入ろうとしないのを理解すると、「自分たちのモンダイ」と理解し、考え始めます。

「タッチ返しは5秒たったらOKにしよう」
「オニがだれかわかりにくいからサングラスをかけることにしよう」
意見の対立が起こるたびに話し合って解決することで、楽しく過ごすには「お互いを尊重する」ことが大事だと経験から理解していきます。時間はかかっても、身に染みるようなホントの理解を大切にしています。
こうして、仲間との信頼関係が生まれ、深まっていきます。

よく「社会性を育みたい」という声を聞きますが、子どもたちは、こうした生きた体験から、周囲と調和することを身に付けていきます。

大きい子たちは、関係性を育むちょっと知的なワークを取り入れるなどして、同じところを目指していきます。

「楽しい!」は、子どもの原動力なので「基本」。
でも、それだけじゃない。
ここは、主体性と相互尊重を学び、社会の中で自分らしく生きていく力をつける場でありたい。
子どもたちは、仲間との時間の中で「なりたい自分」を見つけ、チャレンジしていきます。

フリースクールは生きた学びの連続。一時避難的な「気楽な居場所」ではありません。
悩み、傷つき、葛藤することもたくさん。でも決して、「孤立」はさせません。
見守り、伴走し、一緒に乗り越えていきます。そこには、たしかな成長があります。

さて、みんなで名残を惜しみながら、Y君とおわかれの時間。
でも、Y君、卒業生対象の「のびーくせんぱいの会」に入ってくれるそうです。
また、きっと会えるね~!

カレーライスをつくって食べる。鬼ごっこをする。たくさん笑い合う。
それだけ?
そう、それだけ。

その中で、どれだけたくさんの気持ちが動いたことでしょう。

いろんな「遊び」を作り出す子どもたち

どれだけたくさんの関わり合いがあったことでしょう。
どれだけ自分の気持ちを伝えられたことでしょう。
どれだけ人の意見を聞いたことでしょう。
どれだけ「あ、そうか」と気づいたでしょう。
どれだけ気持ちが満たされたことでしょう。

そんな毎日、過ごしていますか。

興味がなくても、だまってじっと授業を聞く。
言われたことを言われたとおりにやる。
いやなこともがまんする。
自分の気持ちを押し殺す。
心がすり減っていく。

もしそんな日々を過ごしていたら。
ちがう学びに目を向けて見ませんか。

 

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