のびーくフリースクールってどんなところ?
小・中学生を対象としたフリースクールです。
子ども同士の関り合いからの学びを大切に、活動しています。
主体性を引き出し、相互に尊重し合うことから周囲や社会と調和して生きていく力を育みます。
のびーくが大切にしていること
1.ありのままの自分でいられること・・・安心
「こうあるべき」をできるだけなくし、自分が望むやり方で参加できるようにしています。それは、本人の参加のしやすさにつながるだけでなく、他のありように対する寛容さにもつながると考えます。また、個々の個性や特性をいかした活動を創り出し、それぞれのよさを互いに見つけていきます。そうすることで、安心してありのままの自分でいられる場を創り出します。
2.お互いを尊重すること・・・尊重
少人数の場では、それぞれが存在感を持ち、他と関わる機会を得られます。
成長過程での交わりは、ぶつかり合いも生じます。のびーくでは、大人がジャッジをせず、自分たちで納得のいく答えをさがしていくよう促します。「みんなが居心地よくいられること」をルールに、お互いを尊重することを大切にしています。
3.「やりたい」気持ちをだいじにすること・・・自主性
「やらされる」ことは意欲や自信を失わせ、無気力な状態を生み出します。そこから脱するには、自分の意思で動いていくことが必要です。だから、のびーくでは、小さなことから本人の選択や「こうしたい」を尊重し、「やりたい」気持ちを大事にしています。それが、自信や意欲につながっていくからです。
のびーく流の「学び」で育む力
1.「考える」力
- のびーくでは、「あなたはどうしたい?」「どう思う?」を問われるので、「自分はどうしたいか」「どう思うか」を考えます。
- あくまで主体は子ども。大人がレールを敷いてしまい、試行錯誤や失敗の経験が奪われることのないようにしています。
- うまくいかないから、考える。考えるから解決策を見出す。その中で問題解決能力を身につけていきます。
2.「対話」の力
- 子ども主体の場では、様々なことを自分達で決めていきます。
- 意見の相違が生じることも多々あります。でも、合意していく過程が大事だと考えるため、多数決では決めません。
- 自分のことだから譲れない。結論が必要だから話し合う。みんなが納得できる答えを見つけるために、対話する力が育ちます。
3.「学ぶ」力
- 学ぶには、自らの意思が必要。「やらされる」受け身の姿勢では、身に付きません。
- 「やってみようかな」という意欲を育み、チャレンジに向かえるよう、背中をおしていきます。
- 算数・国語・理科・社会・家庭科・体育など様々な要素が詰まった体験活動を通して、学びのベースとなる力を育みます。
1日の過ごし方(例)
- 10:00〜10:15
- 10:15~10:30
- 入室
- 10:30〜12:00
- 「チェックイン」はなす・きくのじかん
- 「わくわく発見プログラム」(月・木・金)
興味・関心のタネをまく体験プログラム(実験・工作・料理・身体を動か活動・楽器演奏等) - 「あそびーく」(火)井頭公園や児童館・のびーくで思いっきり遊ぶ時間
- 「みんなで創る!のびーくプロジェクト」(水)テーマを決めて探求する時間
- 12:00〜12:30
- ランチタイム
- 12:30~13:40
- 「フリータイム」(月・木)自由な発想で好きなことを思いっきり楽しむ時間
- 「あそびーく」(火)
- 「みんなで創る!のびーくプロジェクト」(水)テーマを決めて探求する時間
- 「のびーく会議」(金)
- 14:00〜15:00
- 「じっくり こべつタイム」(水・木・金)個別学習やひとりでじっくり取り組む活動
- 15:00
- 「チェックアウト」(月・火は14:00)
保護者の声
卒業生の声
- 小学校3年生からほぼ不登校で、
小学6年生の時から中学2年生までの2年間のびーくフリースクー ルに在籍した卒業生Bさんに、話を聞きました。
A:(学校に行っていないことに)変な罪悪感をもってた。
A:メンバーの子で、同じ歌手が好きだということがわかって、
Q:のびーくフリースクールでの一番の思い出は?
A:のびーくハウスでのお泊り会!つきの部屋で、
A: 同じ学年だけじゃなくて、年齢の幅があること。
A:(学校に)戻らなくてはと、ずっと思っていた。
A: 最初は別室登校をし、先生と会って話をしてみて、
A:高校に行きたかったので、週4回塾に通って頑張った。
A:最初はしんどかったけど、
- Bさんのように、のびーくフリースクールにしばらく通い、
自信をつけて学校に戻る選択をする子もいます。 在籍校には戻らず、別の学校に転校、進学するなど、 自分に合った学校を選んで進んでいく子たちもいます。 - のびーくは、「学校に戻ること」ではなく、
自分を理解して進路を選択し、 希望を持って進んでいくことを応援しています。 - そのほかの卒業生の声を、「せんぱいの声シリーズ」としてブログ連載中!ぜひお読みください!
①「のびーくの良さは異年齢の居心地よさ」
②「夢はツール・ド・フランス!」