「学校復帰」に必要なのは勉強?それとも・・・?
「そろそろ学校、行ってみよっかな」
のびーくでは、「卒業」のタイミングはそれぞれ。
「中学からは行く」と決めて公立中に進んでいく子や、
「行きたい学校を見つけた」と中学受験を選び、進学していく子。
年度の途中で「2学期からは行く」と決めて、自分のペースで卒業を決める子も。
そして、のびーくは中学生までなので、中学3年生の段階で全員が希望の進路を見つけられるように、サポートしています。
「学校復帰」を目指しているわけではありませんが、
「無理せず自分らしく周囲と調和していけるように」ということを目指しているので、
最終的にはどの子も、「学校」に進んでいきます。
「いつか学校に戻るとき」を思い、勉強の遅れを心配する声も多く聞きますが、
学校復帰に「勉強」は必要ないんだなあ、と子どもたちを見ていて感じています。
自分に合う学校を選択して、勉強は自分のペースで進めている子。
勉強のことは気にせず、交友関係を頼りに学校生活を楽しんでいる子。
勉強はしてこなかったけど、学校に戻って必要になってから塾に通い始め、遅れを取り戻していった子。
小学1年生から不登校で、勉強とは全く離れていたけれど、
中学受験を決めてからやる気になり、のびーくで伴走し、1年半で小学校の課程を習得した子もいます。
一方で、勉強の準備をして学校に戻ってみたけど、やっぱり無理だった、という子も。
卒業(して学校に行く)のに必要なのは、心の成長です。
自分を知り、受け止めて理解し、扱い方を知る。
よく言われる「自己肯定」ということ。
それができれば、どこに行っても大丈夫。
自分を知るのに必要なのは、仲間との関わり。
自分を受け止めて理解するのに必要なのは、伴走者。
のびーくでは、仲間との関わり合いが活動の中心です。
「ぶつかりあっても大丈夫」と思ってもらえるよう、スタッフがあたたかく見守りながら伴走しています。
学校でしんどい思いをしてきた子も、友達とうまくいかないつらさを抱えてきた子も、きっと大丈夫。
私たちが一緒に進みます。