不登校の悩み ①子どものキモチは~講演会参加者の声より
12/2開催、講演会「悩まないで、不登校」
(練馬区学校教育支援センター主催)では、
たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。
「なぜ学校に行かないのか」
「どう過ごせばいいか」
「不登校からのステップ」など、
子どもたちに向き合う中で見えてきたことをお話しましたが、
「具体的でよかった」
「安心できた」
「だいぶ楽になった」
「ポジティブな気持ちになれた」
などの声をいただきました。
少しでも参考になれば、うれしく思います。
参加者同士の交流を望む声など、
今後の参考となるご意見もいただきました。
次回、より充実した時間にできるよう考えていきます。
さて。
ワークシートでは、たくさんの声をお寄せいただきました。
時間の限り、お答えさせていただきましたが、
終了後に読み返し、そこから浮かび上がる子どもたちの姿に、
十分伝えきれなかったことがまだまだあると感じています。
会場であがった、
またこれまでのご相談で多く聞いてきた「10のこと」について、
ブログの場で、お伝えしていけたらと思います。
①「学校に行かない」子どもの葛藤 家庭を安心できる場に
↑今回はココ
②「ゲームばかり」をどうする?
③勉強の遅れ、どうする?(LDのことも)
④子どもどうしのコミュニケーションの不足をどうする?
⑤運動不足、体験不足をどうする?
⑥HSC 敏感過ぎる子、「0か10か思考」の子
⑦友達トラブル いやな記憶をどうする?
⑧生活リズム、登校ペース、これでいいの?
⑨好きなこと、志望校、将来、どう見つける?
⑩親のキモチ、きょうだいの対応
(②~は予定)
まずお伝えしたいのは、「家庭を安心できる場に」ということです。
私たち大人がまず優先すべきは、子どもの心と体を守ることだと考えます。
勉強、友達、学校行事、コミュニケーション、進路。
心と体を守ることと比べたら、どれも「2の次」ではないでしょうか。
学校は行くべきところ。
行くのがあたりまえ。
多くの子がそう思っています。
その中で、行きしぶる。行きたくないと泣く。
子どもたちの精いっぱいの叫びのように思えます。
「明日は行くから」。
それは、本当の気持ちでしょうか。
今日休むために、しぼりだした言葉ではないでしょうか。
「学校にいかない」という選択をするのは、勇気のいることです。
体が悲鳴をあげても「行きたい」と登校し続けるお子さんもいます。
ドクターストップがかかってやっと不登校できたお子さんもいます。
子どもたちは言います。
「コミュ障なんで」「バカだから」「どうせできない」「ともだちいないから」。
家の方が居心地いいから、好きなだけゲームができるから。
学校に行かないのは、そんな理由ではないと思います。
ある子がつぶやいた「本当は学校に行きたいんですよ」という言葉が忘れられません。
周囲とうまくかかわれなかったり、勉強についていけなかったり、
みんなは気にしていないようなことに傷ついたり、しんどくなったり。
家にいても安らげず、
「学校に行けないダメ(と思い込んでる)な自分」をつきつけられて、
葛藤の渦の中で苦しんでいるのではないでしょうか。
(ごめんね、こんな風に大人が勝手に気持ちを説明するの嫌だよね。
そんなに簡単じゃないよね。大人向けに書いてるからゆるしてね)
学校に行かなくても大人になれる。
クラスの中にはいなくても、広い社会に出れば気の合う人に出会える。
すぐに「そうか」とは思えないでしょう。
だからこそ「だいじょうぶだよ」と言い続けたい。希望の灯が消えないように。
お子さんにもぜひ伝えて下さいね。
どうぞお気軽にご参加下さい。