学校に行ってほしいなら、「休む勇気」を。

新学期がはじまって1か月。
気を張って学校に行っていた子どもたちから
「行きたくない」という声や症状が出てくる頃です。

そんなとき、「休んでいいよ」と言っていいものか。
悩みますよね。

一度休んだら、不登校に「なってしまう」のではないか。
不安ですよね。

(行くのがつらそうだけど)「行きたい」と言っている。
連れていけばなんとかやっている。
だから励まして、学校に行くのを応援したい。

これ、危険です。
どんどん元気がなくなり、無気力になっていきます。

行きたくないのに、「行かない」という選択肢がない。
想像してみてください。
どんな気持ちになるでしょうか。
自分の心が踏みにじられたり、削られたり、そんな気持ちになりませんか。
だから、無気力になっていくのです。
不登校の原因が「無気力」だといわれるのです。もともと無気力だったわけではないのに。

「休んでいいよ」と言うから不登校に「なってしまう」のでなく、「行きたくない」という気持ちが続いたり、強くなったりして、不登校に至るのだと思います。

学校に行ってほしかったら、休む勇気を。
「本当は行きたくない」という気持ちを受け止めましょう。
そこからしか、解決はありません。

子どもたちが不登校の原因を語り始めるのは、元気になってからです。
「~だからいやだったんだよね」「~が許せなかった」「~が無理だった」と。

だから、原因さがしはいったんおいておきましょう。
それにはプロセスが必要です。
子どもの気持ちは、そんなに簡単じゃない。

今、「行きたくない」に向き合わなかったら、いずれそれは様々なカタチで出てくることでしょう。
高校生の不登校の急増、もその1つかもしれません。

「子どもが、学校に行けばいい」でなく、「学校が、行きたい場所になればいい」
私たち大人が考えなければいけないのは、そこではないでしょうか。

不登校の増加は、学校への「No!」の増加です。
「行かない選択」をしているお子さんが、増えてきています。
10人に1人が通信制高校を選択する時代。(現場の体感はもっと!)
不登校からつながる将来へのルートは、できてきています。

だとしたら。
無理をしてまで登校しなくていいのでは?

「行く/行かない」で悩むより、笑顔で毎日を過ごすことを考えてみませんか。

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「学校に行きたくない」と言われたら、どうしたらいいのか、行かない間はどう過ごせばいいのか。いつ、また戻れるのか。

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日時:2025年4月30日(水)午前の部11:00-12:00 / 午後の部 15:00-16:00
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