続・不登校の悩み ③「勉強の遅れ、どうする?」
前回、不登校の悩み③「勉強の遅れ、どうする?」では、
「読み書き計算」をベースに学習を継続することや、
教科書にとらわれない学びのタネについてご紹介しました。
でも、一番大事だと考えているのは、「勉強は本人がやりたくなったら、そこから始めたらいい」
という部分です。
「主体的な学び」にこそ価値がある、と考えます。
「中学や高校でついていけなくなるのでは?」
「今勉強しておかないと、社会で通用しないのでは?」
と思っても、やらされる勉強に意味はない。
勉強がきらいになり、自信も生気も失っていくばかりです。
そんな子に出会うたびに「もったいない!」と思います。
子どもたちの声からは、
学校の勉強が主体的な学びになっているとは思えません。
授業を聞かなくても自分でわかる子。
教え方やペースがあわず、取り残されていく子。
「つまらない」
と意味を見いだせずにいる子が、多いのではないでしょうか。
だから、学校に行かないからといって、
学びの遅れを心配する必要はないと感じます。
のびーくが放課後に行っている個別指導教室にも、
「自分に合った学び方」を見つけにきている子が多くいます。
学校で効果的に学べている子は少ないのではないでしょうか。
学校に行かないから、学びが遅れるわけではないのです。
「不登校」を選べたなら、
自分の学びを見つけるチャンスです。
何が好きなのか。何に興味があるのか。
どんな力をつけたいのか。
好きなこと、やりたいことを追求する過程の中で、
「学び方」を身につけていくのではないでしょうか。

石神井池を照らす朝日
そして、必要性を感じたり、目標ができたら、
自ら、必要な勉強を始めるのではないでしょうか。
それが、一番の近道だと思います。
学校に行かなくなったら。
新たな道が開けるチャンスです。
そしてそれは、学校に行くよりずっといい、
かもしれません。
合わない学びを終わりにして、
自ら学びを見つけにいけるのですから。
今日も笑い声の絶えないのびーくでした。
「笑い死にするんじゃない?」って
みんなが心配するぐらい。
・・・そんな日々の先に、チャレンジがあるのだと思います。
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