のびーくってこんなとこ④ 「ゲストトーク」を通じた豊かな学び

毎日午前中に実施しているのは、「わくわく発見プログラム」(火曜日を除く)。

せっかく学校に行っていないのだから、
教科の枠にとらわれない、より豊かな学びを。

子どもたちの「あれやりたい」「これやりたい」と、
スタッフ側の「あれ伝えたい」「あの人に出会わせたい」をかけ合せて、
毎月のプログラムを組んでいきます。

その中の1つが「ゲストトーク」
少人数でゲストを囲むので、やりとりも双方向でまさに「出会い」のひとときです。

例えばこんな感じ。

①盲導犬ゲイルと視覚障害を持つ岡野さんを招いての「ゲストトーク」

盲導犬ゲイル君

目が見えなくてもなんでもできる。登山をする人もいる。

仕事も大好き。旅行も大好き。
ゲイルとの暮らしはとても幸せ。

「学校にも行けてない自分は社会不適合者だ」というメンバーに、
「『フツウ』基準のモノサシで自分を否定しなくてもいい。
モノサシをかえれば世界はちがって見えてき、可能性も広がるよ」
ということを教えてくれました。

②弁護士・松本聡子さんを招いての「仕事図鑑」

絵本「ももたろう」を使って、弁護士の仕事を考えさせてくれました。

桃太郎のしたことってどう?
オニってそんなに悪いんだっけ?

あれあれあれれ???ひきこまれる子どもたち。

表面的に見えることで「いい」「わるい」なんてわからないこと。
テレビドラマにあるように「犯人をさがしだす」のではなく、
自分の言い分を言いにくい人の声を聞き取り、代わりに伝える仕事であること。

桃太郎が悪者に見えてきたように、鬼がかわいそうに思えたように、
物事にはいろいろな側面があるってことに気づけたよう。
「ケンカのときには、だれかが弁護士やるといいね」
お互いの声を聴き合える仲間になるといいな。

「世界の友達」シリーズ ロシア・タヤさん

日本の「フツウ」なんてせまい基準でしかない。
もっと自由に、もっと自分らしく生きるためにも、「多様性」を肌で感じてほしい。
そんなことから、日本とは異なる文化で育った人との出会いも大事にしています。

先日のゲストは、ロシアからの留学生、タヤさん。

ロシアではK-popが流行っている、ということに「へぇー」と子どもたち。
小学校から高校まで一度もクラス替えがないことにもビックリ。

そして。
「今はもう、バラエティのお笑いなんかを見る気はしなくなった」というタヤさんの言葉に、
「戦争」を他人事ではないのだ、と感じたのではないでしょうか。

 

不登校であろうとなかろうと。
子どもたちに伝えたいのは、平和や人権、環境、多様性。

アートやクッキング、スポーツに創作。
「わくわく発見プログラム」では、様々な体験活動をしていますが、思いや願いをこめた「ゲストトーク」をちりばめています。

さてさて、明日の「わくわく発見プログラム」は、ベトナムからの生中継
市場に行って買い物をしたり、現地の方にインタビューしたり。

おもしろいこと、ワクワクすること、なんでもやってみたい!
素敵な大人とたくさん出会わせたい!
願いや思いも伝えたい!
そんな「わくわく発見プログラム」です。

 

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