オルタナティブな学びの場を広げたい
未熟な子どもたちにとって、「学び」は必要不可欠なもの。
「だれもが」学ぶ機会を保証され、スクスク伸びていってほしいと願います。
でも、1人も取り残さないためには、「学校」だけでは充分ではないのではないでしょうか。
週に1度の、まなび舎のびーくの個別指導に通ってき、暗い表情で「今週もつらかった」と打ち明ける子どもたちを見ていると、学校が苦行の場になっている子もたくさんいるんじゃないか、と思います。
いろんなアイデアが溢れ出てくるのに、表出する機会がなかったり。
知っていることやわかっていることをじっと聞いていなければならなかったり。
わからないのにあてられ、わかっていないことをみんなの前で示さないといけなかったり。
それって、なんのための苦行でしょうか?
学校批判への同調を求められることもありますが、安易な批判はしたくありません。
子どもたちへの「思い」をもち、奮闘している先生もたくさんいらっしゃいます。
今の「学校制度」自体が、すべての子どもには合わないのだと思います。
だから、もっといろんな方法を創っていかなくてはならないのではないでしょうか。
「学校が合わないなら、別の方法で学べばいい」
という意見もありますが、そんなに簡単に「別の方法」が見つけらないのが現状ですよね。
自宅で学ぶ「ホームスクーリング」を拝見していると「素敵だな」と羨ましくなりますが、「うちでは難しいな」と感じる方も多いことでしょう。
だから、「苦しんでまで登校しなくていい」と思ってはいても、「行かなくてもいいよ」と安易には言いづらいことと思います。
じゃあ、勉強はどうなるの?高校には行けるの?
将来はどうなるの?ひきこもりにならない?社会でやっていける?
「行かなくてもいいよ」と言うには、同時に子どもたちの「学び」の保証を考えなければなりません。「多様な学びを」といいますが、簡単なことでは、「まだ」ないのだと思います。
学校の教科書は、網羅的でやはり充実しています。ただ、一斉指導をすべての子どもに向けて実施するのは無理があり、一部の子どもたちには、届いていません。
指導要領に沿いながらスタイルを工夫した「学び」。
枠をこえた自由で豊かな「学び」をユニークな方法で提供する「学び」。
今、様々な場で、「新しい学び」へのチャレンジが広がってきています。
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大きなプラネタリウムは、学校と同様に「貸切」での上映。
少人数での鑑賞は、解説員の方との掛け合いも楽しく、星空の魅力を楽しみました。
子どもたちにつけてもらいたい力は何か。
知ってほしいことは何か。伝えたいことは何か。
それらを紡ぎ、いろいろな方とともに、新たな教育の場を展開していけたら。
※スタッフ、ボランティア、インターンも募集中です!