運動会、学芸会シーズンですね。
行事をきっかけにした不登校や行きしぶり、
また、2学期からの学校復帰にチャレンジした子たちの行きしぶりのご相談が増えています。

「学校に行くか、行かないか」の親子バトルで、しんどい気持ちになっている親御さんも多いのではないでしょうか。

お子さんも葛藤しているところ。
不毛なバトルはかえって次への一歩を遠ざけます。
まず、見守ってはいかがでしょうか。

行っても行かなくてもいい。
自分で決めればいい。

そう思うことで、お子さんの重荷はぐっと軽くなります。

「行く」と言っても、「よかった！」と思わない。
そう思ったとしても、平然と、「あ、そう？」と伝える。
「行かない」といっても、「残念」とも思わない。
そう思ったとしても、平然と、「あ、そう？」と伝える。

「自分で決めるようにし、決めたことをそのまま受け入れるようにしたら、朝、グズグズ言わなくなり、自分ですっと起きてくるようになりました」
「行ったり、行かなかったり、自分で決めて、機嫌よく落ち着いて過ごせています」

そんな連絡をいただきました。

学校は行っても行かなくてもいい。
法律（教育機会均等法）でも、休むことが認められています。
行かなくても、小・中学校は卒業できます。
不登校から行ける高校も、たくさんあります。

学校に行かなくても、人生は終わりではありません。
むしろ、小中学校時代のうちに、「学校が合わない」自分ときちんと向き合って、考えておくことこは、
これからの人生を支えてくれるはずです。

不登校は、増え続けるでしょう。
今の学校が、すべての子どもを、多様性を、受け入れられるカタチになっていないから。
学校教育は、この先変わっていくはずです。

その過渡期にいる今。
「学校に行かない」のは、子どもが悪いわけではありません。
親が悪いわけでもありません。
学校が、多様性を受け入れられないから。
大人が、学校のかわりを十分用意できていないから。
自分を責めたり、自信を失ったりする必要は、全くありません。

お子さんがもし行き場を失っているのなら。
周りの大人たちで、あたたかく支えていきたいですね。

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