運動会シーズン。
学校に行きしぶっていた子たちが、「もう行かない」と決断するシーズンでもあります。

運動会はなんのため？

学習指導要領には、

「心身の健全な発達や健康の保持増進などについての関心を高め，安全な行動や規律ある集団行動の体得，運動に親しむ態度の育成，責任感や連帯感の涵（かん）養，体力の向上などに資するような活動を行うこと。」

とあります。

でも実際には、

「規律正しく」の押し付けで、気持ちをおしつぶされている子がいる。
運動が苦手な子は、それを衆目にさらされ、ますます運動ぎらいになっている。

運動会はだれのため？
保護者や地域関係者を喜ばせるためになってはいないでしょうか？

先生に促され、いやいやながら「走らされ」ている子を、
まるで励ますかのような会場からの「あたたかい」拍手に、
涙がでたことがあります。

大人がみんなでプレッシャーをかけるのはやめて！

ゴールを目指して走っている子が転んで、あきらめずに走りだすのに拍手をするのとはわけがちがう。
がんばろうとしている子の姿にはエールを送りたいけど、
やりたくないことを無理強いしていることを応援したくはない。

「無理やり」やらせて、「心身が健全に発達」なんてするわけがない。
「健康の維持増進への関心」なんて、育まれるわけがない。

結果は、「学校にはもう行かない」という決断です。

もちろん、運動が得意で、活躍の場を楽しみにしている子もいるでしょう。
やりたい子がやればいい。
やりたくない子は、「応援」で参加してもいい。「係」で参加するのもいい。

「大人」でなく、「子どもたちみんな」が楽しむ運動会に。

「やらされてる子」に拍手をおくるのはやめましょう。
保護者アンケートで、「みんなが楽しめる運動会」を望みましょう。

運動会の在り方は、すべてのことに通じているのではないでしょうか。

「教育」は、子どもたちのためのもの。
みんなで変えていきませんか？

私たち「のびーく」は、自分の人生を作る学び「のび×いく」を提唱しています。

「のびーく」のビジョンを、こちらよりぜひご覧ください。

※関連ブログ「行くか行かないかは自分で決めればいい」

フリースクール無料入会説明会　10月12日（土）および 1１月９日（土）10:30-11:30　受付中！