「ちゃんと」休めていますか?
前回は、「学校に行きたくない」となったらどうしたらよいか、についてお伝えしました。
学校に戻るには、無理に行かせず、一度立ち止まっていったん休んだ方がスムーズ、ということです。
さて、夏休みは、「立ち止まって休む」最大のチャンス。
お子さんは、「休む」ができていますか?
「2学期は行こうね」などと、不安をうえつけるような言葉をかけてはいませんか?
夏休みでも夏休み以外でも、「学校を休む」となったら、「ちゃんと休むこと」が重要です。
「学校に行きたくない」という子の多くは、そこまでの時間の中で、「学校に行くか行かないか」葛藤し続け、「学校に行けないジブンはダメなんだ」と自分を責め続け、疲弊しています。
「休みたい」というのは、身体や心が疲れているときです。
そのときに大事なのは、当然ながら「休むこと」。
「勉強だけは遅れないように」とドリルやワークを課したり、
休んでいる分充実した時間を過ごさなければ、と時間割をつくったりでは、意味がありません。
せっかく学校を休んでいるのに、ちっとも休めていないからです。
まずは、疲労困憊した心身を回復することが、やるべきことなのに。
これでは、不登校期間が長引くばかりです。
だらだらする。自分のやりたいことだけをやる。
ダメ出しをされない。
まずは、そんな時間が必要だと思います。
それでも、元気にはなれないんですよね。
「学校に行けない」ことに引け目を感じているから。
だらだらしているジブンを、いいとは思えないから。
じゃあ、どうすればいいか、はまた次回。





