不登校が示す、学校教育へのNO!

不登校の小中学生が約34万人になり、11年連続で増加して過去最多、というニュース。
文科省は「不登校のこどもは学校に戻すだけがゴールではなく社会的自立を目指すべき」としており、
学校に戻そうという圧力は、ずいぶん軽くなってきました。
実際に、不登校の相談に来る方の多くが、「学校には行かなくてもいい」と言います。
もはや「不登校=学校に行かないこと」自体は、問題ではありません。

でも、子どもや親御さんの悩みは消えません。

学校に行かなくても「学び」は必要なのに、学校に行かない場合の受け皿がないからです。

フリースクールや居場所、校内支援センター、学びの多様化学校などが次々に設置されたり、自治体とフリースクール等との連携が進められたり、環境整備は進んでいますが、全く足りていません。
また、運よく身近にあったとしても、
お子さんが傷つき、動けなくなってしまっていて、つながれないケースも少なくありません。
このままでは、増え続ける不登校に、受け皿の提供が追いつかないまま、
学びの機会を失ってしまう子どもが増え続けることになってしまうのではないでしょうか。
日々の相談から見えてくる子どもたちの姿に、危機感が募ります。
多様な学びの機会を増やしていくだけでは、追いつきません。
「学校」自体がかわるべき。

理不尽な叱責。
理由がわからないルールや指示。
意味を見出せない活動。
心ない対応。
そんなことに傷ついてきた子どもたちの声を、もっと聞くべきではないでしょうか。
多様化を外に求めるのでなく、「学校」自体が子どもたちの多様性を認め、尊重し、向き合っていくべきではないでしょうか。
先日も、
学校に行けなくなったお子さんのところに、「今日はどうするのか」「いつまで休むのか」と学校から連絡が入りました。
行かなくなってから一度も、「お子さんはどうしているか」「なぜ学校にこないのか」は聞かれることなく。
「心配じゃないのか、出席確認だけなのか」と問うと、「出席確認は仕事だから」と。

虐待などの問題も心配される中、学校現場は「管理」が大変なのでしょう。

では、「教育」はどこへいってしまったのでしょうか。
子どもたちの心は、誰が守り、育てるのでしょうか。
子どもたちの学びは、誰が補償するのでしょうか。

不登校が示しているのは、学校教育への「No!」です。
そして、それは増え続けているのです。

多様な学びの機会の提供では、追いつかないでしょう。

「学校」が変わるしかない、と思います。
「学校」を変えていくしかない、と思います。

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