のびーくってこんなとこ② スタッフのかかわり方

今日は、のびーくスタッフのかかわり方についてご紹介を。

フリースクール担当は7名。
毎回、3~4名でその日の活動をサポートしています。

定員10名に対して、多すぎない?

いえいえ、そんなことはありません。

とはいえ、決して手取り足取りの「支援」や「指導」をしているわけではありません。

それぞれに発想が豊かで、いろ~んなことがやりたい子どもたち。
のびーくっ子たちが思うように活動するのを保障するには、人数が必要なのです。
学校のようにひとまとめにして「一斉指導」するわけではないですので。

スタッフは、のびーくの「場づくり」に不可欠な存在です。
「子どもだけの時間」も大切であり、それをじゃまするつもりはありませんが、

「安心・尊重・自主性」

を担保するために、たいていの場合、スタッフは子どもたちと一緒にいます。
必要を感じれば、声をかけたり、話をしたり。
もちろん、失敗やぶつかり合う機会を奪ってしまわないように、不要な手や口は出しません。

時には、仲間として一緒に大いに楽しみます。
場合によっては、個別の対応もできるようにしています。

そして、場づくりと同時に重要な役割が、見守ること

のびーくでは、週に一度の習い事や塾のように、何かを習得することを目的にはしていません。
クラスの中で仲間と交わり合うことで自分を知りどうありたいかを見つけ、どうなりたいかに向けて伸びていってもらいたいと考えています。
その点では、学校のような場であるといえるかもしれません。「こうあるべき」というモノサシはありませんが。
だから私たちは、その場でいい・悪いを教えるのではなく、自分の中から答えを見つけていけるように、長い目で見守りながら関わるようにしています。

スタッフ間の打合せは毎日です。
朝、子どもたちが来る前に、前回の子どもの様子の引き継ぎや、注意事項の確認を。
子どもたちが帰ったら、その日気になったことをみんなで共有しています。

また、月に一度、「どんな場でありたいか」を確認し、自身の関わり方を振り返って考えるミーティングも行っています。

スタッフは、子どもを本当によく見ていて、さりげないつぶやきを拾っています。
それぞれの視点で見たことを共有することで、見えてくることがたくさんあります。
そこから、ご家庭とのやりとりや、時には認知傾向なども踏まえて個々へのアプローチを考え、細かな修正を重ねていきます。

子どもたちには、「遊んでばかり」「大人は働くものだよ」とたしなめられますが(笑)、
そんな風にうつっているのもまた、いいですよね。

実は神経細やかに気を配り、真剣に向き合い、あたたかい目で見守りながらも、
子どもたちとの時間を軽やかに心から楽しんでいる のびーくスタッフです。
(スタッフ紹介のページはこちら

活動内容を充実させることも大事。
でも、こうしたスタッフの姿勢こそが、子どもたちの学びを支えているのだと思っています。

 

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