のびーく流!みんなでつくる卒業の日
2023年度のフリースクール、無事、終了しました!
ご理解・ご協力をいただいた保護者の皆さま、
子どもたちをあたたかく見守ってくれた協力者の皆さま、ありがとうございました。
週2クラスの最後の遠足の日。
到着してすぐに駆けだそうとするみんなを止めて、「注意点の確認」をしているとき、
「ここで止めずに、わーっと行かせてあげたかった~」
という気持ちが湧いてきました。
「安全管理」は何より大事。
でも、子どもたちのワクワクに水を差すようなことはしたくない。
「注意点の確認」は、出発前にすべきでした。
子どもたちの気持ちに合わせて動いていくには、「枠組みの設定」や「流れの設定」「環境設定」が大事なんですよね。
「もっと自由に!」「もっとのびのびと!」
そんな思いで、2024年度の準備に向かっている私たちです。
不登校って、自由になること。
「自分の学び」を自分で創れること。
私はそう思います。
安易に「楽しい活動」を提供することはしたくない。
子どもたちに成長してほしいから。
学んでほしいから。
だからといって、「さぁ、場はあるよ、自分で何かやりなさい」という「丸投げ」も違います。
楽しくなりそうな芽は育てる。
楽しくなるしかけをする。
そして、子どもたちの姿を見つめ、折に触れ、言葉を投げかけていく。
「自主性を育む」「お互いに尊重し合う」「自分を好きになる」
そんな方向で、絶え間なく、さりげなく。
子どもたちの中に、これまで積み重なってきた、「どうせ自分なんて」という「呪い」は重く、根が深い。
だから、私たちはあせって結果を求めることはしません。
時間をかけてじっくりと、自分の中から変わっていくことを求めます。
先日、卒業していく中3生2人が開いてくれた「K&D食堂」。
メンバーやスタッフ、ゲスト講師の皆さんに「唐揚げ定食」を振る舞ってくれました。
こだわりの唐揚げに、ホカホカごはんと、Dがきっちりと切った豆腐の入ったみそ汁。
そして「いぶりがっこ」付き、なのが、Kらしい。
ゲスト講師のおひとりは、「晴々とした表情にじーんとしました」と。
この1年、一緒に見守ってくれていたんですよね。
最終日の「卒業を祝う会」では、
KとDが、ふたりでまとめたこの1年の年表を読み上げてくれ、
メンバーから突っ込みが入ったり、みんなで大笑いしたり。
伝説となった「あの」事件のところは、みんなで再現してみたり。
(のびーくに点呼文化が生まれたあの日!)
スタッフも、陰に日向に大活躍でした。
Iは、汗を流しながら、メンバーと一緒に渾身のダンスパフォーマンス。
Oは、当日いきなり振られたにも関わらず、つつがない司会進行を。(Jちゃんも司会者デビュー!)
いつも足りないところを、そっと補ってくれるW。
卒業する2人に突然ふられた寸劇を、みごとにまとめてくれたK。(年表には、イケメンとして輝かしく登場)
卒業するEは、子どもたちにしがみつかれ、タイヘンでしたね。本当におつかれさま!
そんな様子を感じながら仕事をしていた事務スタッフが、
「なんかいいですねー。学校じゃなくても、こういう風に過ごすの。」とポツリ。
「もっと早く、ここに来たかった」というのが中3のKの後悔。
この数か月は、大切な仲間との別れが惜しくて、毎回毎回「卒業したくない」と訴えていました。
でも、最後は、後輩にステキなメッセージを残してくれました。
きっと元気に飛び立っていってくれることでしょう。
Dの、めげない姿勢と、たくさん大笑いしている姿も、まぶしくうれしかった。
KがリクエストしたBGM「千の風になって」(笑)が流れる中、
メンバーとスタッフ、みんなで創ったのびーくらしい最終日となりました。
さあ!2024年は、もっとワクワク!もっと自由に!
つねに進化を目指すのびーくです。
新メンバーも募集中!
参加の条件は、
- のびーくを知って「ここに参加したい」と思う人
(参加させられたり、ご褒美でつられたり、自分の意思が尊重されていない参加は、方針と逆行しているので不可) - 「みんなが居心地よくいられる場にする」ことに協力できる人
(むずかしいかもしれない。でも、できなくても、協力しようと思っているならアリ) - いやなことは「イヤだ」と伝えられる人(スタッフにこっそり、でもいいよ)
- 誰かが「イヤだ」というのを聞ける人(受け入れられなくても、聞こうとしてほしい)
保護者向けの入会説明会を、毎月開催しています。
(3/28個別入会相談会は、キャンセル1枠でました)
お気軽にご参加くださいね。
せっかく不登校を選んだのだから。
一緒に「学び」を創っていきましょう!