どこでもないどこかへ
「ショーン・タンの世界展~どこでもないどこかへ」へ。
まず、「美術館でのやくそく」を確認。
それぞれのペースで鑑賞したあとは、館内の図書館で、
「どこにもいない生き物を描こう」に参加。
1枚をじっくり描く子。
手でかくしながらこっそり描く子。
次々と何枚も描いていく子。
自分は描かずに、作品集をみてゲラゲラ笑っている子。
参加の仕方は、ホントに「それぞれ」。
それがいいな、と思います。
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ショーン・タンの絵本「エリック」が好きです。
ホームステイにやってきた交換留学生エリック。
エリックの好みや行動はナゾなのだけど、
「きっとお国柄ね」とおおらかに受け止める、ホストファミリー。
そのあたたかさと、エリックが最後にのこしたキラキラしたものがぐっときます。
異なる個性や理解できない価値観を否定するのではなく、
ゆったりと受け止めていけたら、
きっと、キラキラしたものが生まれるんじゃないかな。
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個性豊かな子どもたち。
自分だけの「どこでもないどこか」を目指してほしいな、と思います。