見守ることは、覚悟すること

「見守ることが大切です。」

不登校について調べると、よく目にする言葉です。
でも、その言葉を聞いて、「それができたら苦労しない。」そう思ったことはありませんか。

実は、私もそうでした。
わが子の不登校を通して、「見守ることは覚悟すること」を実感してきました。

フリースクールを運営しているので、
学校へ行けないこと自体を必要以上に悲観することはありませんでした。

学校に行かなくても、子どもは育つ。
そんな子どもたちをたくさん見てきたからです。

それでも、わが子が苦しむ姿を見るのはつらいものでした。

毎朝、「今日1日、大丈夫だろうか」と後ろ髪を引かれる思いで、
家を出ました。

だから、保護者の方が抱える不安や心配は、痛いほどわかります。どうしたら、この子の悩みは軽くなるだろうか。

何かをさがして動きたくなる気持ち、よくわかります。学校へ戻れる方法をさがす。
生活リズムを整えようとする。
ゲームを減らそうとする。
フリースクールをさがす。
前に進めるようにレールを敷こうとしてしまうのは、
苦しませたくない。
早く安心してほしい。という気持ちからですよね。

 でも、その「何とかしてあげたい」という思いが、
知らず知らずのうちに、子どもにプレッシャーとして伝わってしまうことがあります。

「見守る」

言うのは簡単です。
でも、見守ることがどれだけ難しいか。

希望を失っている姿に、どうしても心配は募ります。

私がたどり着いたのは、一つの覚悟でした。

子どもの状態が不安定だった頃、私は「もしも」を何度も考えました。

もし、取り返しのつかないことが起きたら。

そんなことを考え始めると、不安はどこまでも大きくなっていきます。

だから私は、自分に言い聞かせていました。

「考えなければ起こらない。」

もちろん、未来を思い通りにできるという意味ではありません。
ただ、不安を手放し前を向くために、そう言い聞かせていたのです。

そして、覚悟を決めました。

何かが起きたら、そのときは、そのとき。

そのときは、一緒に泣こう。一緒に悩もう。

でも、まだ起きていない未来を心配して、今日まで失うのはやめよう。

そう決めました。

見守るとは、放っておくことではありません。
困ったときには、いつでも手を差し伸べられる場所にいること。
子どもへの関心を手放さないこと。

そして、大人が子どもの人生を先回りしないことです。

「やってみようかな。」

その気持ちは、誰かに与えられるものではなく、安心できる時間の中で、子どもの内側から育っていくものだと感じているからです。

見守ることは、「あなたには育つ力がある。」と信じ続けることです。

「あなたを信じているよ」というメッセージは、少しずつ子どもに伝わっていく。
私たちは、これまでたくさんの子どもたちの姿から、そのことを教わってきました。

そう信じるためには、親にも覚悟がいります。

苦しい日もあります。迷う日もあります。

私たちも、保護者の方と一緒に悩み、一緒に考えながら、子どもたちの育ちを支えてきました。

一人で抱え込まなくて大丈夫です。
必要なときには、どうぞ気軽に話しに来てください。

子どもの育ちを、一緒に考えていきましょう。

 

のびーくフリースクール 入会説明会

日時:2026年7月18日(土)11:00-12:00

対象:のびーくフリースクール入会にご関心のある小中学生の保護者

定員:10組まで(当説明会は保護者の方のみでご参加いただいておりますが、ご事情のある場合は、ご相談ください。)

場所:のびーく (大泉学園駅より徒歩10分)

申込:こちらの申込フォームからお申込みください。

※フォーム送信後、事務局より受付確認メールが届いた時点で申込み完了となります。

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