日時:2026年6月27日(土)11:00-12:00
対象:のびーくフリースクール入会にご関心のある小中学生の保護者
不登校のご相談をいただく中で、保護者の方から時々聞く言葉があります。
「家では普通に過ごしているんです」
「ゲームもしています」
「友達と遊びには行けるんです」
「それなのに学校には行けないんです」
学校に行けないほどつらい状態なら、家でも元気がないはず。何もできない状態になるはず。
そう思うのも自然なことです。
だから、多くの親御さんは迷います。
「本当は行けるのでは?」
「甘えているだけなんじゃない?」
そして、
「このままで大丈夫なのだろうか」
という不安を抱えてしまいます。
私たちはこれまで10年間、多くの不登校の子どもたちと出会ってきました。
その中で感じるのは、
「元気そうに見えること」と「学校に行ける状態であること」は、必ずしも同じではない
ということです。
例えば、大人でもこんな経験はないでしょうか。
休日には趣味を楽しめる。
家族とは笑って話せる。
でも、仕事のことを考えると気持ちが重くなる。
その仕事が嫌いというわけではなくても、そこに向かうためのエネルギーが足りないことがあります。
子どもたちにも似たことが起こります。
家では過ごせる。
好きなことはできる。
けれど、学校という環境に向かうだけのエネルギーは、まだ回復していない。
そんな状態です。
「原因がわからないんです」
そうおっしゃる方もいます。
もちろん、原因を理解することが役立つ場合もあります。
しかし実際には、はっきりした理由が見つからないことも少なくありません。
友人関係かもしれない。
勉強の負担かもしれない。
集団生活の疲れかもしれない。
いくつもの要因が重なっていることもあります。
理由探しが長く続くと、
「原因が分からないから動けない」
状態になってしまうことがあります。
私たちは、原因を探すこと以上に、
「今、その子のエネルギーはどんな状態なのか」
を見ることを大切にしています。
不登校からの回復は、外から見ると止まっているように見えることがあります。
ある子は、自己紹介ができませんでした。
のびーくでは、新しいメンバーが入ると一人ずつ自己紹介をします。ただ、緊張して話せなくなる子もいるので、「パスあり」にしています。
その子は、自分の番になると下を向いたり、
「パス!」
と言ったりしていました。
それが数か月たったある日、小さな声で名前を言いました。
スタッフたちは心の中で拍手を送りました。
さらに数か月後には、「好きなこと」も話せるようになりました。
今では自己紹介は、その子にとって特別なことではなくなっています。
子どもの変化は、このように小さなところから始まることがあります。
家で過ごす日々が続く。
ゲームばかりしているように見える。
何も変わっていないように見える。
けれど、その間にも子どもの内側では、安心を取り戻したり、自分を責める気持ちが少しずつ和らいだり、次の一歩への力をためたりしています。
その変化はとても小さく、外からは見えにくいものです。
だから周囲は焦ってしまいがちです。
でも私たちは、その見えない時間にも大切な意味があると感じています。
家では元気なのに学校には行けない。
その姿を見ると、不安になるのは当然です。
けれど、
「元気そうだから行けるはず」
と考えるのではなく、
「今は学校に向かうエネルギーが足りないのかもしれない」
という見方もあります。
学校に行けるかどうかだけで子どもの状態を判断しないこと。
そして、その子が今どんな時間を必要としているのかを見つめること。
私たちは、学校に行けるようになることだけを目標にはしていません。
学校に行けないという状態の中にも、その子なりの苦しさや願い、そしてその子らしさのヒントが隠れていることがあるからです。
私たちは、その子を学校に戻す方法を探す前に、その子自身を理解したいと思っています。
まずは、その子を理解すること。
そこから回復が始まることを、私たちはたくさんの子どもたちから教わってきました。
10年間、子どもたちの姿を見てきた経験から、不登校のお悩みにお応えしていきます。

日時:2026年6月27日(土)11:00-12:00
対象:のびーくフリースクール入会にご関心のある小中学生の保護者
定員:10組まで(当説明会は保護者の方のみでご参加いただいておりますが、ご事情のある場合は、ご相談ください。)
申込:こちらの申込フォームからお申込みください。
※フォーム送信後、事務局より受付確認メールが届いた時点で申込み完了となります。